X JAPAN のリーダー、ドラマー、ピアニストのYoshikiは、米国カリフォルニア州ビバリーヒルズのシーダースサイナイメディカルセンターで2009年7月27日の月曜日に頸椎の外科手術を施行する。頸椎椎間孔切除術の執刀医は、同病院の脊椎センター部長のNeel Anand外科医が担当する。
激しいドラムプレーのため、頸椎椎間板ヘルニアが悪化し、この一ケ月で、手にしびれが出るなど演奏に支障をきたしていた。日米の多くの医師にコンサルトを受け、頸椎のレントゲン、MRI、また筋電図など多くの検査を要した後、頸椎椎間孔狭窄症と診断された。セカンドオピニオン、更にサードオピニオンを求め、数々の治療法を推薦された中で、現時点では、 頸椎椎間孔切除術が最良と判断し治療に望む。
Yoshikiの同センターでの主治医、冨澤仁UCLA内科助教授によると、術後の回復に数週間かかり、その後1ケ月以上かけてリハビリの予定である。 数ケ月しても症状が改善しない場合には、椎弓切除術、椎間板ヘルニア摘出術、脊椎固定術などが必要となる。人工椎間板置換術なども外科手術の選択として考えられる。
上記のとおり、この度、X JAPANのYOSHIKIは、頸椎椎間孔狭窄症と診断され、頸椎椎間孔切除の手術を行うことになりました。
X JAPANは昨年の東京ドームでの再結成公演以降、東京ドーム5公演を含む計10本のワールドツアーを行ってきました。YOSHIKIの持病である頚椎椎間板ヘルニアは悪化の一途をたどり、公演を追うごとに激痛に苦しんでいたようですが、ワールドツアーを続けるために、今年に入ってからは周囲の親しいスタッフにさえ一切このことを口にしませんでした。
YOSHIKIは5月末の台湾公演後、日本や中国での慌しいスケジュールをいくつか終えた後、LAに戻り連日深夜にまで及ぶレコーディング作業を進めていました。台湾公演以降、左手の感覚を失っており、7月に入り、右手の痺れも強く感じるようになっていました。レコーディングの合間を縫って病院に通い、日米の著名な医師の診断をいくつも受け、日本の医師は「これだけの激しいドラムプレイをしていて、この状態で済んでいるのが不思議なくらい。余程、周囲の筋肉を鍛えていてそれが支えになったのだろう。」とYOSHIKIの強靭な肉体に驚いていましたが、病状は深刻で、骨の変形により神経を圧迫、左手の筋力が低下しており、腰骨の変形により足の痺れも起こしている、と診断されました。
いくつか診断を受けた上で、頸椎椎間孔切除術が最良と判断し、この度、手術に望むこととなりました。
首は神経が集中している場所なので、決して簡単な手術ではありません。しかしながら、YOSHIKIが活動を続けていくうえで、この手術は最善の方法と、私たちも考えております。
またYOSHIKIは公式携帯サイト「YOSHIKI Mobile」内で以下のコメントを発表しています。
「ファンのみんなへ
本当に突然こんな報告をすることになってしまってごめんなさい。
今日・・・・・・LA時間の8:00amより首の手術をします。
前向きな方向に向かうと・・・・・・自分は信じています。
X JAPANの再結成を決めた時からこうなる覚悟は出来ていました。
去年、3月の東京ドームから始まった計10本のコンサート・・・・・・必ずしも完璧とはいえなかったかもしれないけど、1ステージ、1ステージに対して全力をつくしてきました。そこでみんなと過ごした時間は・・・・・・これから何があろうと自分の人生に刻まれた、とても素敵な思い出です。
この数週間、日米の著名な先生の方々に体の診断をしていただき・・・・・・」
(公式携帯サイト「YOSHIKI mobile」YOSHIKIコメント一部抜粋)
YOSHIKI本人は、8月の鈴鹿でのレース観戦も、先日発表したフランス公演も、これから発表する全ての公演も決行するつもりですが、X JAPAN制作運営管理委員会では、手術後の本人の経過を慎重に見守り、今後の活動を発表していきたいと思っています。
皆様には大変ご心配をお掛け致しますが、今は静かに見守って頂くことが、何よりYOSHIKIの支えになりますことをご理解頂ければと思います。
(また混乱を避け、プライバシーを守るために、匿名にて入院しております。ご了承ください。)
X JAPAN制作運営管理委員会