X JAPAN、オランダ・ユトレヒト会場に伝説の爪痕
X JAPANの現れるところには必ず嵐が吹き荒れる…ということか。ついに、ヨーロッパツアーでもトラブルが発生してしまった。オランダ公演では、あまりの盛り上がりに会場が危険な状態に陥り、一時中断の状況になったのだ。
この日のX JAPANも絶好調、もちろん初めて観るオランダのオーディエンスも万全のコンディションでX JAPANを迎え入れたのだろう。現地時間7月2日(土)、オランダ・ユトレヒトTivoliにて、X JAPANオランダ公演がスタートとなったが、両者のエネルギーの交流は会場のキャパシティーを大きく凌ぎ、本編最後となる「X」の途中で、ついに設置されていたバリケードが破壊され、オーディエンスがステージまで迫り来る状況が勃発、余りにも危険と主催者の判断によりコンサートが一時中断される事態となった。
この日もスタートは午後9時。X JAPANが登場するやいなや、会場からはうねりが巻き起こる。「JADE」からスタートし、「Rusty Nail」「紅」「Born To Be Free」「I.V.」「ART OF LIFE」…と、英語詞の楽曲が多いことも、ヨーロッパのオーディエンスを否応なく盛り立てることになっていたのかもしれない。
一時中断し、会場にアナウンスが行きわたりファンをクールダウンさせ、事なきを得たX JAPANだが、X JAPANが放つパワーとそれを受け取るオランダのオーディエンスとのエネルギー放出には、もはやホールクラスの会場では抑えきれないことを見せ付ける形となった。この夜、当然ながらチケットは完全にソールドアウト、入場時にはファンが街にあふれ出る光景が繰り広げられた。
またひとつ伝説の爪痕を残し、X JAPANはオランダからドイツ・ベルリンへと向かった。8月には南米ツアーを控えているが、その前に母国日本で<サマーソニック>でのパフォーマンスが待っている。
<2011年7月2日 オランダ・ユトレヒト@Tivoli>
1.JADE
2.Rusty Nail - English ver. -
3.Silent Jealousy
4.DRAIN
5.紅 - English & Japanese ver. -
6.Born To Be Free
7.I.V.
8.X ※一時中断
ENCORE
9.ENDLESS RAIN
10.ART OF LIFE
<以上、BARKSより>