X JAPAN「6人目入りました」
サンケイスポーツ史上初の地上4万フィート(約1万2000メートル)での“空中インタビュー”を敢行。リラックスした雰囲気で始まるや、YOSHIKIの爆弾発言が止まらない。
世界ツアーの内容を聞いたときだった。「(X JAPANに)実は6人目入りました」と仰天発言。突然の重大発表に驚く記者に向かって「誰かは言えないけど8月中旬にロサンゼルスで彼と打ち合わせをして決まって。イメージ的にはhideのサポート的な位置を考えてる」と笑った。
4月の会見でYOSHIKIが「世界進出には“6人目”を帯同する」と公言して以来、さまざまな憶測が流れた。3月の東京ドーム復活公演ではhideさん(享年33)の代役としてLUNA SEAのSUGIZOがギターを務めたが、記者が真相に迫ると「まだメンバーに伝えていないんで」と名前は明かさなかった。
さらにトークは加速。11月のパリ公演、来年2月の台北公演、この日は同1月17日にアジア・ワールド・エキスポでの香港公演を発表したが、詳細について聞くと「4カ月の休養中に考えることがあって世界ツアーで最後かもしれない」とまたまた爆弾投下。だが「10年ぶりに東京ドーム3日間やって、いかにXのコンサートが大変か実感した。だから最後に一発花を咲かせるぞって。一つの区切りとして捨て身でやります」。
また、発表以外の公演場所についても言及。「延期してる米国のマディソンももうすぐ調整できる。あとドイツでも。もちろん日本公演もやります」と明かし「東京ドームの流れでの世界ツアーなので基本的にドームでの機材は全部持って行く。もちろんhideも行きます。SUGIZOも行きます」と話した。
各国から公演オファーが相次いでいるが、今回のアジアプロモーションも各国のプロモーターがお金を出し合って実現。プライベートジェット機も体調を考慮し用意してくれた。「本当に愛情を感じます。国を挙げて応援してくれている」と感激しきり。「Xのライブはファンと作っていくのでその国で公演の発表をすることに意義がある。後悔するコンサートにはしたくない」。世界ツアーに向けてYOSHIKIが加速しだした。
(以上、サンスポ2008年9月18日付け紙面より引用)